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甲状腺がんの余命・生存率について

甲状腺がんの統計(罹患率・死亡率・検診率など)

統計上は男性よりも女性の罹患率が高い

2012年にがんで死亡した人は約36万1000人です。部位別に見ると、肺がんによる死亡者が最も多く、がん死亡者全体の23.9%を占めて約7万1500人となっています。これに対して甲状腺がんで死亡した人は約1700人と、ほかのがんとの統計上の数値の比較では少なくなっています。

がん死亡率(人口10万人当たり、何人死亡するか)で見ると、がん全体では人口10万人当たりで、男性は約351人、女性は約226人ですが、甲状腺がんだけでは、男性0.9人、女性1.8人の割合です。甲状腺がんの年齢調整死亡率では男性0.4%、女性0.6%になっています。

2008年に新たに診断されたがんは74万9767例(男性43万7787例、女性31万1980例)です。そのうち甲状腺がんと診断された人は男性3043例、女性8615例です。がん罹患者のうち、甲状腺がんは男性0.7%、女性2.8%と女性の方が男性の4倍高くなっています。

医者のイラスト

甲状腺がんになった人の「5年相対(そうたい)生存率(注)」では、全がんは58.6%に対して、甲状腺がんは92.2%です。生存率が高い部位は乳がん(女性)、子宮がん、前立腺がん、甲状腺がんの順です。甲状腺がんはがんの中でも統計上の生存率は高くなっています。

(注)ここでの5年生存率とは「5年相対(そうたい)生存率」を指します。これは、がんの治療をはじめた人の中で5年後に生存している人と、日本人全体の性別・年齢が同じ人の5年後の生存率を比べて割合です。7つの府県(宮城、山形、新潟、福井、滋賀、大阪、長崎)の地域がん登録において、2003~2005年に診断された患者をもとに算出しており、全国的なデータに基づくものではないため、あくまで参考値として見る必要があります。

10年相対生存率でも女性の生存率が男性上回る

これに対して、あるがんと診断された人のうち10年後に生存している人の割合が「10年相対生存率」です。上記の「5年相対生存率」と同様に、100%に近いほど治療によって生命を救える可能性が高いがんで、0%に近いほど治療で生命を救うのが難いがんであることを意味します。2002~2006年の追跡調査では、甲状腺がんの10年相対生存率は男性87.1%、女性94.8%となっています。

従来の生存率の算出方法では、患者の診断年が古い場合は、最近の医療状況が反映されにくいという問題がありました。そこで、集計対象を最近の数年間(5年程度)に追跡された患者集団に限定し、この期間内の生存・死亡情報のみに基づいて生存率を算出する方法が考案され、「10年相対生存率」として新たに発表されています。

甲状腺がんでも入れる可能性ある医療保険
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  • (*)ここに記載している全データは、公益財団法人がん研究振興財団発行の「がんの統計2013」、「がん情報サービス」のウェブサイトhttp://ganjoho.jp/public/index.htmlに基づいています。
  • (参考)
  • 国立がん研究センター がん対策情報センター「がん情報サービス(甲状腺がん)」
  • http://ganjoho.jp/public/index.html
  • 「病気が見えるvol.3 糖尿病・代謝・内分泌」(メディックメディア)
  • 「患者のための最新医学 バセドウ病・橋本病 その他の甲状腺の病気」(高橋書店)
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