保険のしくみ「リスクと保険」
グルリ360度の図でリスクと保険を理解しよう
保険はさまざまなリスクに備えることで、家庭の安心をキープできるものです。保険でカバーできる保障(損害保険は補償)は多岐にわたります。生命保険と損害保険のそれぞれでカバーできる範囲を知り、わが家の備えは万全かをチェックしましょう。
生命保険でカバーできるのは主に「いのち」と老後!
生命保険でカバーできるのは、主に「いのち」と老後です。いのちに関わる保険は、一家の大黒柱の死亡に備える保険と死亡と生存の両方に備えられる保険に大きくは分かれます。前者は定期保険や逓減定期保険、収入保障保険です。一定期間の高額な死亡保障を割安な保険料で得られます。後者は、2つに分かれます。1つは、死亡に備えつつ、何らかの資金準備も兼ねられる終身保険、養老保険、こども保険(学資保険)です。終身保険と養老保険は主に老後資金、こども保険(学資保険)は子どもの教育資金を準備するための保険です。もう1つは、どちらかというと生存(治療費の準備)に重きを置いている三大疾病保険などです。三大疾病とは、がん・急性心筋梗塞・脳卒中です。
老後に関わる保険は、老後資金を準備するための個人年金保険、要介護状態になったときの費用に備える介護保険です。
損害保険は自動車・財産・賠償・レジャーの補償をカバー!
損害保険でカバーできるのは、自動車、財産、賠償、レジャーなどです。自動車保険は、車を持っている人は加入が義務付けられている強制保険(自賠責=自動車損害賠償責任保険)と加入は任意であるものの入っておくべき自動車保険があります。財産の保険は、建物と家財の火災保険、建物と家財の地震保険です。持ち家の人は両方、賃貸住まいの人は家財に加入します。
賠償の保険は、賃貸住まいの人は借家人賠償責任保険、一家に1つは入っておきたい個人賠償責任保険があります。個人賠償責任保険は、自動車保険か火災保険などの特約としてつけるのが一般的です。レジャーの保険は、ゴルファー保険や
(国内・海外)旅行保険など、さまざまな保険が存在します。
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