加入手続きについて 「損害保険の始期」

損害保険の補償はいつから始まるの?

開始日は自分で決められます

自動車保険、火災保険、旅行傷害保険などの損害保険は、申込み時に、加入者が自分で補償を開始する日を選ぶことができます。たとえば自動車保険なら、車の納車日、火災保険なら新居の引渡し日、旅行傷害保険なら旅行の出発日に合わせて開始日を決められます。

ただし、一般的には保険料が払込まれていることが条件となります。保険料の払込みが完了していない場合は、申込書に記載された保険の開始日以降に起きた事故でも、保険金は支払われません。

補償はいつから開始する?

自動車保険

納車日

保険の乗換えの場合は、

現在加入している保険の解約日

火災保険引渡し日
旅行傷害保険旅行の出発日

自動車保険は通販型は翌日、代理店型なら当日も開始可能

自動車保険の多くは、申込日の翌日から60日後(保険会社によっては90日後)までを開始日に設定できます。どうしても当日に申し込む必要がある場合は、ディーラーや保険会社の窓口で申し込む代理型の保険を選べば、当日開始も可能です。新しく納車される場合は納車日に合わせて、他社の自動車保険から乗換える場合は古い保険の満期日に合わせて開始日を設定しましょう。古い保険が満期日を迎えても自動的に更新される特約などがついている場合は、古い保険会社へ解約の手続きを忘れずに。

また、自動車保険の乗換えでは、等級を持ち運べる場合がほとんどですが、古い保険の解約日と新しい保険の開始日が一致しないと、等級を引き継ぐことができなくなることがあります。わからないことは保険会社に確認し、時間に余裕をもって手続きを行いましょう。

火災保険は住宅の引渡し日に合わせて

住宅を購入して火災保険や地震保険を付ける場合は、開始日を引渡し日に合わせて設定します。引渡し後に火災などが起きれば、すべて持ち主の責任範囲となりますから、工事の都合で引渡し日が当初の予定日よりも前倒しになった場合は、すぐに保険会社に開始日変更の届け出をして、1日でも補償の空白期間が生じないようにしましょう。引渡し前の火災については施工会社が再建築費用を負担するのが原則です。施工会社側の保険の加入状況を確認し、引渡し前と後で補償が途切れないようにしましょう。

旅行傷害保険は当日スタートも可能

国内・海外旅行傷害保険は、自宅を出発する日を開始日に設定すると、自宅を出発したときから帰宅するまでが補償の対象期間となります。インターネットの通販型保険や、空港で保険会社のカウンターや自販機からの申込む場合は、当日の旅行開始直前に申込むことも可能です。ただしこの場合、申込みが完了したときからが補償の対象となり、自宅から申込みをした空港までの往路などは補償されないことを知っておきましょう。

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