保険料のしくみ「保険料の支払い方(生命保険)」

生命保険料の支払い方にはどんなものがある?

生命保険の保険料の支払い方には様々なものがあります。支払い方法によっては支払総額がお得になる場合もあります。保険会社によってどのような方法が利用できるかは異なりますので、自分はどの払込方法がよいのか確認しておきましょう。

保険料の払込でポイントが貯まる!

保険料の払込でポイントが貯まる!

保険料の支払方法としてまず確認することは、払込方法(経路)です。保険用語では保険料の払込方法のことを経路と呼びます。

保険料の主な払込方法は、契約者の預金口座から指定日に自動振り替えをする口座振替、勤務先企業などと保険会社で団体契約を締結されている場合に、給料から天引きで払込む団体扱い、契約者が自分で銀行や郵便局、コンビニから払込票によって払込む振込票払いや、直接保険会社の口座に振込む振込払い、クレジットカードで払込むクレジッドカード払いなどがあります。最近ではPay-easy(ペイジ―)による払込みができる会社もあります。保険会社や保険商品によってどの払込方法を利用できるか契約時に確認が必要です。

団体扱いの場合、団体扱い割引が適用されるので、一般に加入する場合より保険料が割安になります。振込の場合、保険会社によって変わりますが振込手数料を負担しなければならないケースがあります。クレジットカード払いではカード会社のポイントが貯まるというメリットがあるため、最近では人気の払込方法となっています。手数料やポイントなどを考慮して、払込方法を検討してみましょう。以下に払込方法の違いによるメリット、デメリットをまとめてみました。

払込方法の違いによるメリット、デメリット

払込方法メリットデメリット
口座振替

手数料なし。 1度依頼書を出せば手間がかからない。

残高不足による引落とし不可などのケースがある。 割引、ポイントなどのメリットがない。

団体扱い

給料天引きのため手間がかからない。手数料なし。 保険料が通常より割安になる。

勤務先が保険会社と契約していないと利用できない。

振込払い

残高不足のため引き落としができなかったということがない。

振込手数料がかかる場合がある。 手続の手間がかかる。 割引、ポイントなどのメリットがない。

クレジットカード払い

カード会社のポイントが貯まる。手数料なし。 1度申込めば手間がかからない。

カード利用限度額を超えないよう注意する必要がある。

インターネット銀行やATM、コンビニでのPay-easy(ペイジー)払い

インターネットやATM、コンビニ店頭で手続可。

手数料がかかる場合がある。手続の手間がかかる。 割引、ポイントなどのメリットがない。

保険料の払込回数はどれがお得?

保険料の支払い時に確認すべきポイントとしては、払込回数があります。

保険料の払込回数は、毎月払う月払い、半年ごとに払う半年払い、1年ごとに払う年払い、契約時にまとめて保険期間全体分の保険料を払い込む一時払い、契約時に保険料の一部を払込む頭金払いなどがあります。こちらも保険会社や保険商品によってどの払込回数を利用できるか、契約時に確認が必要です。まとめて払込む方が支払総額はお得になります。

試しにA社で試算したところ、半年払いでは年1.04%、年払いでは年2.73%も月払いより安くなりました。

以前は年払いや半年払いのデメリットとして、途中で保険契約が解約、消滅した場合、未経過分の払込済みの保険料は返還されませんでした。しかし平成22年4月以降の契約からは、年払い、半年払い後に解約や保険契約が消滅した場合、未経過の月数に相当する保険料相当額が契約者または受取人に返還されるようになりました。こちらは年払い、半年払いのケースに限りますので、月払い、一時払い、頭金で払込んでいる場合、保険料は返還されません。

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