<教えて!保険の見直し>「死亡保険の見直しアドバイス」

死亡保険を見直そう!

死亡保険(生命保険)は、ある人が亡くなったときの葬儀費用や死亡整理費用、そして遺族の生活を保障するために加入する保険です。見直しの際に多く寄せられる質問についてアドバイスします。

Q・どんなときに死亡保険(生命保険)の見直しをすべきですか?

必要保障額が変わるなどで、死亡保険(生命保険)の見直しが必要になるのは、主として下表のようなときです。いずれかに該当しないか、チェックしてみましょう。該当項目がある場合は、見直しを検討しましょう。

表1 死亡保険(生命保険)の見直しが必要なときとは?

□社会人になったとき
□結婚したときや子どもが誕生したとき
□マイホームを購入したとき
□子どもが自立したとき
□会社員から自営業になった、自営業から会社員になったとき
□離婚したとき
□親を扶養・介護することになったとき
□相続対策が必要になったとき
□保険料の支払いが厳しくなったとき

このほかにも、新商品や新サービスが登場して気になっている場合なども、それが必要なものであれば、見直しの機会といえそうです。

Q・死亡保険(生命保険)の見直しのポイントを教えてください。

死亡保険(生命保険)の見直しを行う際には、まずは必要保障額を見極めることが大事です。関連コラム「必要保障額の考え方」を参照するなどして、まずは見直す方の必要保障額を見極めましょう。

死亡保障額が多すぎるときは、現在の保険会社に相談をして減額をするか、あるいはより有利な商品があるときは乗換えをするのも手です。逆に、死亡保障が少ないときは、必要な分だけ新たに加入して補うのが一般的です。ただし、現在加入中の保障もひっくるめて見直した方が割安になる場合もあります。あるいは保険料は同程度でも、付帯サービスなどが付加できて満足度が上がる可能性もあります。

「保険料を下げたい」というニーズの見直しでも、必要保障額をカバーしつつ、保険料が割安になる定期保険や収入保障保険を中心に組立てるほか、リスク細分型(非喫煙や健康体、ゴールド免許だと安くなるなどのタイプ)を活用すれば保険料を下げることもできます。

自力で商品選びや設計ができない場合は、信頼できるFPや代理店に相談するとよいでしょう。

Q・死亡保険(生命保険)の見直しを行う際はココに注意!

保険料を下げる目的などで死亡保険(生命保険)を乗換えたり解約をする際には、今加入中の保険をしっかり把握する必要があります。古い終身保険の中には、予定利率が高い「お宝保険」が含まれる場合があり、また、低解約返戻金型終身保険に入っている場合は、保険料払込期間中の解約は返戻金が抑えられていて損をする可能性もあります。終身保険に関しては、条件が合えば払済保険にする方法もあります。

また、死亡保険(生命保険)に医療特約などを付けて加入している場合は、主契約を解約すると医療保障もなくなってしまいます。別途、医療保険に加入するようにしましょう。

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