教育資金に備える「貯蓄型保険商品を活用して教育資金をためる方法」

学資保険だけじゃない生命保険の活用法

子どもの教育資金の積立や運用に、学資保険ではない、貯蓄型の保険商品を活用する方法もあります。代表的な商品をいくつか紹介しますので参考にしてください。

教育資金の積立に活用できる保険

学資保険以外の保険商品にも、貯蓄に適した商品があり、内容によっては学資保険よりもメリットが高いものもあります。

●低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険とは、払込途中の解約返戻金額を低く抑えることで、払い込満了時以降は高返戻率となる、という特徴があります。払込満了時期を子どもの進学前の時期などに合わせて設計する事で、学資金として活用できます。

この保険は、子ども自身を被保険者とする方法と、親を被保険者とする方法があります。子どもを被保険者とする場合は、年齢が若いことで将来の返戻率がより有利となります。 親を被保険者とする場合は、被保険者である親が死亡・高度障害の時に、学資保険の場合よりも高い死亡保険金が受け取れます。

ただし払込期間の途中で解約すると、低解約返戻の期間となるため、返戻金が低くなる点に注意してください。最後まで支払い続けることでメリットが高まる商品ですので、無理のない保険料設定で加入しましょう。

低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険

●外貨建保険

外貨建保険とは、外貨で保険料を払い込み、外貨で保険金や解約返戻金などを受け取るしくみの保険です。払込満了時期を子どもの進学前の時期などに合わせて設計する事で、学資金として活用できます。
また、外貨建保険には次のような特徴があります。

◎外国の予定利率が適用:その国の金利が日本よりも高い場合にはメリットが高くなります。
◎為替リスクを伴う: 支払う保険料も、また受取る保険金や解約金も、その時の為替相場の影響を受けます。円高の場合は受取額が下がり、円安では増えることになります。

●変額保険

変額保険は、返戻金や満期金が変動する保険商品のことです。満期や払込満了時期を子どもの進学前の時期などに合わせて設計する事で、学資金として活用できます。変額保険には、「終身タイプ」「有期(養老)タイプ」「個人年金タイプ」などの種類があります。

変額保険は、資産を株式や債券を中心に運用し、運用の実績によって保険金や解約返戻金が増減します。満期金や返戻金は、運用実績によって、支払った保険料の合計よりも大きく上回る場合もあれば、下回る場合もありますので、その点を理解した上で活用する事がポイントです。

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森田直子