自動車保険について「自動車保険の保険料の出し方」

自動車保険料決定のしくみ

自動車保険の保険料が決まる要素には、保険の対象となる車の種類、運転者の範囲や免許証の色、補償の中心となる人(記名被保険者)の属性などが含まれます。

その際、事実と異なる申告をしてしまうと、保険料が正しく算出されないこともあります。ここでは、保険料決定のしくみ、正しい保険料を算出する上で必要となる情報を確認していきます。

保険料を決定する「保険料率」とは?

自動車保険の保険料率とは、自動車1台あたりの保険料のことをいいます。

自動車保険は、対人、対物、車両保険など、あらゆる補償が組み合わさっている商品です。補償によりリスクの大きさは、異なってくるため、保険料率は、過去の事故歴や自動車の型式、フリート契約(契約者が所有・使用する自動車の台数が10台以上)かノンフリート契約(所有・使用する台数が9台以下の契約)かなど、区分ごとの保険料率がもうけられています。

正しい保険料を出すためには?

自動車保険の保険料は、保険種類や保険金額、運転者の範囲・条件、用途車種、自己負担額などによって決められている基本保険料に、ノンフリート等級別料率、型式ごとの型式別料率クラス、各種割引など、さまざまな条件を考慮して算出されるしくみです。(下表参照)

したがって、正しい保険料を出すためには、自動車保険の手続きで、契約する車の情報、事故の実績、免許証の色などを正確に把握して申告する必要があります。

保険料決定のしくみ

保険料基本保険料保険金額、自己負担額、運転者の範囲、年齢条件 免許証の色、用途車種、使用目的  など
ノンフリート等級別料率

全契約の有無

事故歴の有無が反映

型式別料率クラス自家用普通乗用車と自家用小型乗用車は、型式ごとに決まった料率クラスが使用
各種割引

エコカー割引、福祉車両割引

新車割引、セカンドカー割引  など

なお、型式別料率クラスとは、自家用普通乗用車および自家用小型乗用車における、型式ごとに定められた料率クラスのことをいいます。

多くの保険会社では、損害保険料率算出機構が定めている料率クラスを使って保険料を計算しています。料率クラスは1年ごとに見直しされるため、型式によっては、補償内容やノンフリート等級が同じであったとしても、次年度の保険料が上がる場合もあります。

保険料の見積り時に準備するものは?

自動車保険の保険料の見積りは、保険代理店への依頼や自動車保険をあつかう保険会社の公式ウェブサイトなど、さまざまなところで出すことができます。

保険料を見積もるときには、正しく保険料を算出するために以下の資料を手元に準備しましょう。

・自動車の車検証

・加入中の自動車保険の保険証券(新規で加入する場合は不要)

・免許証

この他にも、カードで保険料の支払いをする場合は、クレジットカードも用意するとよいでしょう。

免責・禁止事項

このページは、保険、金融、社会保険制度、税金などについて、一般的な概要を説明したものです。
内容は、2018年11月時点の情報にもとづき記載しております。定期的に更新を行い最新の情報を記載できるよう努めておりますが、内容の正確性について完全に保証するものではございません。
掲載された情報を利用したことで直接・間接的に損害を被った場合であってもニッセンライフは一切の責任を負いかねます。
文章、映像、写真などの著作物の全部、または一部をニッセンライフの了承なく複製、使用等することを禁じます。
保険商品等の詳細については、ニッセンライフへお問い合わせください。

K&Bプランニング

小澤美奈子