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モモンガの正しい飼い方って?保険で備えるペットの病気

  • 更新日:

    (公開日:2021/03/22)

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モモンガの正しい飼い方って?保険で備えるペットの病気

小柄な体にくりっとした目、そして足を広げて飛ぶ姿がとってもかわいいモモンガですが、実は日本でもペットとして飼うことができます。
ペットとしては非常にレアな動物なので、モモンガについてあまり知らないという人も多いのではないでしょうか?
マイナーなペットであるだけに病気やケガの治療に対応してくれる動物病院は全国的に非常に少ないため、病気やケガをしないように細心の注意が必要です。
今回の記事ではモモンガを飼う際に注意すべき点について解説します。

モモンガの飼育

・フクロモモンガとアメリカモモンガの違い

日本でペットとして飼うことができるモモンガにはフクロモモンガとアメリカモモンガの2種類があります。

  • フクロモモンガ
    フクロモモンガはモモンガという名前がついていますが、実際は有袋目であり、カンガルーの仲間です。臭腺が発達した動物のため臭いがきついといった特徴があります。群れを作る動物なので、ベビーの頃から飼い始めるとよくなついてくれることがあります。しかし、ベビーからの飼育は非常に難しく大変なので、挑戦したいという方は覚悟をもって飼いましょう。
  • アメリカモモンガ
    アメリカモモンガはげっ歯目リス科でフクロモモンガとは別のモモンガ属に分けられています。フクロモモンガと比べると警戒心が強いため、なつきにくい傾向があります。また、歯が伸び続けるため、病院で定期的に切ってもらったり、固めの木でできたおもちゃなどを置いて自分でかじらせたりなどのケアが必要です。

現在、アメリカモモンガは輸入が規制されており、ペットショップなどでもあまり売られなくなったので、ペットのモモンガとしてはフクロモモンガが主流です。

モモンガの飼育の注意点

モモンガは神経質でストレスに弱く、飼育環境に十分注意してあげないと早死にしてしまうことがあります。また、滑空する、とても小柄であるといったほかの動物にはない特徴があるので、猫や犬など一般的なペットとは違った観点からケガに気を付けてあげる必要があります。

・エサ

モモンガは雑食性のため、エサの種類は豊富ですが、栄養バランスを保つことが重要です。
餌は専用のフードのほか、リス用のフードでも代用可能です。専用フードをメインに、リンゴやイチゴなどの果物、小松菜やニンジンなどの野菜を与えるとよいとされています。また、時には動物性たんぱく質としてペット用の煮干しやミルワーム・コオロギなどの昆虫を与えてあげましょう。

モモンガはあるエサを好むと他のエサをまったく食べなくなってしまうことがあります。主食以外のエサやとくに好んでいるエサを与える場合は、頻繁にあげすぎないなど偏食を防ぐ工夫が必要です。

雑食性とはいえ、スイセンやチューリップなどの花、ニラや玉ねぎ、ジャガイモの芽、人間用お菓子などはモモンガにとって有害であるため、与えてはいけません。

・ケージ

木の上で生活する動物なので、縦長のケージに止まり木や枝、巣箱などが必要です。モモンガは排泄しながらマーキングをする習性があります。ケージや止まり木にもマーキングするので、清潔さを保つため、ケージはこまめに掃除しましょう。

・部屋の室温

フクロモモンガの場合は寒さに弱く、アメリカモモンガは暑さに弱いです。どちらを飼っている場合も、室温は人間が過ごしやすい18℃~28℃に保っておくとよいです。また、モモンガは直射日光に弱いので、ケージは直射日光が当たらず、エアコンの風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。

・コミュニケーションの取り方

モモンガは臆病な性格で、飼い始めは威嚇してきて、なかなかなついてくれません。ムリに抱き上げたりせずに時間をかけて付き合っていく必要があります。たとえば、買い始めて3日間はエサや水を与える以外は何もせず、環境に慣れることに集中してもらう、飼い主の臭いのついた布などを巣箱に入れておくなどするとよいです。
夜行性なので、昼は主に巣穴で寝ています。騒がしくしたりせずしっかりと休ませてあげ、夜に遊んであげましょう。夜に遊ぶ際は部屋を薄暗くするなどモモンガにとって居心地のいい環境にする工夫が必要です。ただ、個体差もあるので日中よく行動するような場合はそれに合わせて昼に遊んであげるなど、モモンガの生活に臨機応変に合わせてあげるとよいでしょう。
また、カンガルーの仲間であるフクロモモンガは、慣れてくるとポーチやポシェットの中に入って触れ合うことができます。爪が引っかかってケガしないように、ポーチやポシェットの素材にも注意しましょう。

・放し飼いをするときの注意点

モモンガは小さい動物なので、部屋の隙間はできるだけなくすようにしましょう。ケガの恐れがあるだけでなく、電気コードをかじってしまうと感電や火災の原因になります。コード類はまとめてケースに入れておくとよいでしょう。また、滑空するので、高いところからの落下によるケガなどがないように床には極力固いものを置かないように気を付けてください。モモンガはマーキングする習性があるため、モモンガを飼う際は汚れてもいい部屋や掃除しやすい部屋(風呂場など)で遊んであげるとよいです。

モモンガの病気の治療について

・モモンガのかかりやすい病気・ケガ

ストレスや偏食による栄養不足が原因となることが多いようです。こまめに掃除してあげること、室温・湿度を適温に保つことなどがストレスの対策になるので、食事内容だけでなく飼育環境にも気を配ってあげることが大切です。

風邪 風邪をひくと鼻水、くしゃみや食欲不振、元気がなくなるなどの症状が出ます。
下痢 フンが水分を多く含んだペースト状になり、悪臭を発するようになると、下痢になっている恐れがあります。
自傷行為
(自咬症など)
しっぽがかゆかったり痛かったりします。
ストレスが溜まっているせいで自分の尻尾を何度も噛むことがあります。
放っておくとどんどんひどくなるので、早めに病院に連れていく必要があります。
皮膚の病気
(脱毛など)
ストレスや不衛生による皮膚の炎症、栄養不足・金属ゲージによる脱毛が起こることがあります。
ペニス脱 オスは発情期にペニスを出したり引っ込めたりしますが、たまに戻らなくなる場合があります。放っておくと炎症などになってしまい、最悪の場合切断することになります。

・動物病院での治療について

モモンガは動物病院のカテゴリーとしてはエキゾチックアニマルに分類されます。エキゾチックアニマルの治療には特別な技術が必要であり、対応できる医師が少ないため、対応できる動物病院も非常に限られています。モモンガを飼いたいという方は、まずはお近くに対応可能な動物病院があるかどうかを調べましょう。

・治療費について

動物の治療費は各病院で決められているため、病院ごとに異なります。
一般的にエキゾチックアニマルの場合は、通常の診察とは異なる料金が設定されていたり、追加で特別料金がかかったりなど、他の動物に比べて治療費が高くなる傾向があります。

治療費目安

診察料 1,000円~2,000円
血液検査費用 3,000円~8,000円
X線検査 5,000円~7,000円
骨折手術費用 2万円~3万円
※ 病院や治療方法などによって治療費は異なる場合があります。

モモンガのためのペット保険

モモンガのためのペット保険

人と同じように、ペットのケガや病気も保険に加入して備えることができます。ペット保険とは、動物病院でペットがケガ・病気の医療サービスを受けた際、その治療費用や手術代、入院費用などを補償する保険です。
人と違ってペットの診療費には健康保険のような公的制度がないため、かかった診療費は全額自己負担になります。急な出費に備えるには、ペット保険に加入して各自で備えるというのも一つの手段です。

ペット保険を検討するときに覚えておきたい4つのポイント

・ペット保険で補償されるものとされないもの

ペット保険で補償されるのは、日本国内の動物病院で受けた治療目的のための医療サービスです。補償項目はプランによって異なりますが、通院・入院・手術が補償されます。
ただし、動物病院で受けた治療であっても、内容によっては補償されない場合があります。

例 ペット保険で補償されないもの
ワクチンなどの予防接種によって予防できる病気 狂犬病・フィラリア感染症 など
妊娠・出産にかかわる費用など 交配、妊娠、出産、早産、帝王切開、流産、人工流産ならびにそれらによって生じた症状およびケガ・病気 など
検査費用 狂犬病・フィラリア感染症 など
治療付帯費用など 時間外診療費や往診料、ペットホテルまたは預かり料など
※ 補償対象外事由については保険会社によって異なります。詳しくは各保険会社ウェブサイトにてご確認ください。

・補償割合

実際に治療にかかったお金に対して、保険金が支払われる割合のことをいいます。
たとえば、補償割合70%の保険は実際にかかった治療費のうち70%が保険金として支払われ、残り30%は飼い主が負担することになります。

・補償限度額、補償限度日数(回数)

「補償限度額」とは、補償される最大の金額のことをさし、入院・通院・手術のそれぞれの保険金ごとに定められています。補償それぞれに1日あたりの利用限度額と1年間の最大の利用回数を定めている保険と、補償に関係なく年間の支払限度額を定めている保険があります。
また、「補償限度日数(回数)」は、保険期間中に最大で何回(何日)補償を受けることができるかをさします。

・保険料と補償のバランス

ペット保険に限らず、どんな保険でも保障(補償)が手厚くなれば、そのぶん保険料は高くなります。
保険加入を検討するときには、どれくらいの補償が必要かはもちろんですが、負担できる保険料と補償のバランスも考えましょう。

おすすめのペット保険

モモンガが加入できるペット保険のひとつ、ニッセンライフで取り扱っているSBIプリズム少額短期保険のプリズムペット(うさぎ等小動物プラン)をご紹介します。

プリズムペットの特徴

プリズムペットは補償割合100%なので、補償限度額以内であれば自己負担はありません。
補償期間は1年間ですが毎年自動更新されます。一般的なペット保険の場合、補償を更新したときの保険料は更新するときのペットの年齢により変わりますが、プリズムペットのうさぎ等小動物プランでは、保険料は契約時から変わりません。また、更新により補償はペットがなくなるまで続きます(終身補償)。
*保険料は、社会環境の変化等に応じ、収支状況を検証した結果、SBIプリズム少額短期保険の定めにより、保険契約の更新時に保険料の増額または保険金額の減額をする場合があります。

・加入条件

人間と同じように、保険に加入するにはいくつかの条件を満たす必要があります。プリズムペット(うさぎ等小動物プラン)では、加入申し込みをする際に以下のような条件があります。

  • 新規加入できる年齢はモモンガの場合、0歳から満4歳未満まで
  • 引受可能な品種でも飼育禁⽌・輸⼊禁⽌となっている品種ではないこと
  • 過去1年以内に動物病院の受診履歴がある場合

※インターネット申し込み不可、書面に申込みが必要

・補償内容

補償額が異なる2つのプランから選択できます。

補償内容 いつでもパック プレミアム いつでもパック バリュー
入院保険金 1日あたりの基準額6,000円まで
年間30日まで
1日あたりの基準額5,000円まで
年間20日まで
通院保険金 日額6,000円まで
年間30日まで
日額5,000円まで
年間20日まで
手術保険金 1回60,000円まで
年2回
1回30,000円まで
年2回
診断書費用保険金 年間10,000円まで 年間10,000円まで
最高補償限度額 49万円 27万円
保険料(円)
月払 3,460円 2,890円
年払 38,060円 31,830円

まとめ

珍しいペットとして人気のモモンガですが、全然なついてくれなかったり、対応できる動物病院が少なかったりと飼うのはなかなか大変です。飼いたいという方は動物病院の場所や飼育方法など、事前にしっかりと情報を確認して、自分に飼えるかどうか判断し、飼う場合は最後まで責任をもって飼いましょう。また、ペット保険に加入するという方は複数の商品やプランの補償内容や保険料などを比較して、最適な補償を選ぶようにしましょう。

プリズムペットについて詳しく見る

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この記事を書いた人
ニッセンライフニッセンライフ
Will Naviを運営する株式会社ニッセンライフは通販でおなじみのニッセンのグループで、セブン&アイグループ傘下の企業です。 40年以上の豊富な経験と実績をもつ保険代理店です。 ニッセンライフの経験豊富な専門のアドバイザーが、保険でお悩みの点や疑問点などお客様の個々の状況に合わせてサポートいたします。
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