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飼う前に知っておきたい。チワワのお世話や保険選び

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飼う前に知っておきたい。チワワのお世話や保険選び

犬の中でもペットとして非常に人気なチワワ。
例のCMで有名になり、爆発的に人気が出た印象があります。
飼ってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

ペットを飼う際はペットの性格やにおい、鳴き声などの身体的特徴について事前に知っておく必要があります。
なぜなら、ペットの特徴を理解していないとしつけというものはできませんし、しつけができていないペットは近所とのトラブルの原因などになります。

また、しつけの仕方だけでなく飼育方法やなりやすい病気についても知っておかなければなりません。
対策ができる病気やケガ・ストレスにしっかりと対策しておくことは、命を預かるものとしての義務であるともいえます。

この記事ではチワワについて、特徴や飼う際のポイント、なりやすい病気やその対策についてご紹介します。

チワワについて理解を深め、ともに充実した楽しい関係を築きましょう。

チワワとは?

・特徴

つぶらな瞳とアップルヘッドと呼ばれる丸く小さい頭、大きなたち耳が特徴的な超小型犬です。
甘えん坊で好奇心が強く、非常に人懐っこい性格をしています。
一方で臆病な面もあり、知らない人がきたりすると吠えたりします。
寿命は12~20歳程度といわれています。

・大きさ

体高12~23cm、体重1.5kg~3kgで、純血種でもっとも小さいとされる犬種です。

・種類

毛が短い「スムースコートチワワ」と毛が長い「ロングコートチワワ」がいます。
スムースコートの被毛はやわらかく滑らかな手触りで、光沢があり密生しています。ロングコートに比べるとアップルヘッドが目立つのが特徴です。

一方、ロングコートの被毛は長くて柔らかな手触りが特徴です。飾り毛が多く、優雅な印象を与えます。

どちらもブラッシングやトリミングなど被毛のケアは必要ですが、ロングコートの場合は抜け毛が多いためとくに念入りに行う必要があります。

チワワって飼いやすいの?

チワワは非常に小型で力が強くありません。
また、かしこい犬種なのでしつけさえしっかりと行っていればいうことを聞いてくれるでしょう。
甘やかしすぎたりしなければ初心者の人にも飼いやすい犬種だといえます。

実際にチワワを飼っている人は以下のような点で悩むことが多いようです。

・鳴き声

チワワは犬種的にムダ吠えが癖になりやすいです。
とくに知らない人を見たりすると怖がって吠えることがあります。
番犬としての役割をはたしてくれるともいえますが、近所付き合いが希薄になり隣人の顔も知らないという人も増えてきたこのご時世、ご近所に迷惑をかける鳴き声は少し危険です。

実際、犬の鳴き声から近隣住民が神経症を発症してしまい、飼い主に損害賠償金が言い渡された事例もあります。
うるさい場合はまず吠える原因を考え、一つ一つ対策していきましょう。

・におい

基本的には体臭が少ない犬種ですが、飼育環境やケアの仕方によっては臭いが気になる場合があります。
まず、シャンプーは定期的に行いましょう。
頻繁に洗いすぎては体毛や皮膚のトラブルの原因になってしまうので、月に1回を目安にシャンプーを行うとよいでしょう。

また、口臭については歯磨きを行うことで対策をします。
犬にとって口は触られるのを嫌がる部分なのでなかなかハードルは高いですが、歯磨きは口臭の対策になるだけでなく口腔内の健康維持の役割も果たします。
小さいころからできるだけ毎日、習慣化していくことが大切です。

・トイレ

犬のトイレは散歩のときに行えばいいと考えている人も多いでしょうが、外でのトイレは健康面でのトラブルや地域でのトラブルの原因になります。
チワワは非常に小型で室内飼いしやすいので、部屋の中やケージの中にトイレを用意してあげるとよいでしょう。
トイレを用意してあげるとチワワがトイレを我慢する必要がなくなりますし、飼い主の方も天気が悪い日などに散歩に行かなくてもよいというメリットがあります。
最初のうちは覚えられずに粗相をしてしまうことも多いですが、根気強くトレーニングを行っていくことが大切です。

・イタズラ

好奇心が強く人懐っこい半面、気が強く生意気な面も。
しつけを十分に行っておかないと頻繁にイタズラをしてしまいます。
犬のイタズラについては現在ではさまざまな対策グッズが売られています。
イタズラのしつけの際はこれらのグッズも役に立つかもしれません。

飼育のポイント

飼育のポイント

・しつけのポイント

チワワのしつけのポイントは、「社会化」と「主従関係」です。
まず、チワワを子供のころから社会化させることが重要です。
散歩をすることで世界にはさまざまな人がいる、家の外にはこんな環境が広がっているというのを子供のころから経験させることで、臆病な側面が緩和され、知らない人への恐怖心が原因で吠えるということがなくなる場合があります。

散歩ができない年齢のうちは抱っこして外を見せて回ってあげるとよいでしょう。
また、積極的に身体のいろいろな部分に触り、慣れさせておきましょう。
これをすることでトリミングや動物病院での治療の際にあまり怖がらないようになります。

主従関係も重要です。
犬はリーダー意識が強い動物で、飼い主をリーダーと認識すればある程度いうことを聞いてくれますが、逆に自分が飼い主のリーダーであると認識していれば自由気ままにふるまいます。
日ごろからエサのタイミングを飼い主が決める、ダメなことをしたら叱ってあげるなど、リーダーだと思われるような行動を心掛けましょう。

・なかよくなるには

せっかくペットを飼うのなら一緒に遊んだりして楽しみたいものです。
遊ぶことは飼い主とペットのコミュニケーションになるだけでなく、ペットのストレス発散の場にもなるので積極的に遊んであげましょう。
チワワと遊ぶ際は、ケガをしないように、ものが散乱していないところで遊びましょう。
転んだりジャンプしたりするとあまり丈夫でないチワワはケガをしてしまうことがあります。
また、小さいおもちゃは誤飲の危険性があるため避けましょう。
室外で遊ぶ場合はケガを避けるため、コンクリートではなく土がある場所で遊びましょう。
社会化の一環として、外でも積極的に遊んであげるとよいでしょう。

・必要なケア

チワワに必要なケアはシャンプー・爪切り・歯磨き・ブラッシングです。

シャンプー

月に1回程度を目安に行いましょう。ぬるめのお湯で体の後ろのほうから、弱めの水圧での洗うのがポイントです。
また、シャンプーの際は肛門腺も絞っておくとよいです。
肛門腺とは肛門の周りにある腺で、この腺ではマーキングに使われる臭いの強い分泌液が作られます。
たまってしまうと炎症を起こしてしまう原因になることもあるので、シャンプーのときについでに絞るとよいでしょう。

歯磨き

あまり犬に歯磨きするイメージはないかもしれませんが、口臭だけでなく健康維持という面でも歯磨きは重要です。
できるだけ毎日行うことが理想ですが、犬は口の周りを触られることを嫌がります。
歯磨きをする際はまず口に触られることに慣れさせましょう。
頻度としては毎日が理想ですが、最低でも週2日は行うようにしてください。

爪切り

爪には神経と血管が通っているので、透けて見える血管の数ミリ手前まで、一度に深く切らずに少しずつ角度を変えて切っていきます。
切りすぎて出血してしまった場合は出血部位をガーゼで圧迫し、止血します。月に1、2回行いましょう。

耳掃除

正常な耳は耳垢が自然に外に出ていく仕組みになっており、頻繁に耳掃除を行う必要はありませんが、汚れが気になる場合は洗浄液を含んだコットンで表面を軽くふき取ってください。
力が強かったり頻繁に行ったりしていると外耳炎の原因になることもあるので、あくまで汚れが目立つ場合にのみ行いましょう。

ブラッシング

スムースコートチワワ・ロングコートチワワともに、できるだけ毎日のブラッシングが必要です。
とくに、毛の長いロングコートチワワは、毛がもつれたり毛玉ができたりするのを防止するためにも、1日1回ブラッシングをしましょう。

シャンプーや爪切りなどのケアは、対応している動物病院や専門店など、専門家に頼んでみるという手段もあります。
お金はかかりますが、動物が嫌がったりコツがわからなかったりしてどうしてもできないという方は試してみるのもよいでしょう。

チワワのペット保険の選び方

チワワのペット保険の選び方

病気やケガは予期せず唐突に起こりますが、それらの治療には費用が必要であり、飼い主は万が一に備えペットの病気やケガに備えておかなければいけません。
しかし、人間とは違ってペットの病気やケガには公的制度による保険がありません。そのため、飼い主は各自でペットの病気やケガに前もって備えておく必要があります。
ペットの病気やケガに備える手段の一つとして、ペット保険への加入があります。

・ペット保険とは?

ペット保険とは、ペットの通院・入院・手術にかかる費用を保険会社が負担する保険です。
ペットには公的な保険制度がないため治療費が高額になりますが、ペット保険に加入していれば急な出費にも備えられて、愛犬に十分な治療を受けさせられます。

ペット保険に入るなら、できるだけ保険料と補償のバランスがいい保険を選びたいですよね。
バランスのいい保険選びをするにはペット保険の保険料と補償内容についてある程度理解したうえで、チワワがかかりやすい病気やケガに照らし合わせて考えていく必要があります。

・ペット保険の保険料について

せっかくペット保険に加入するなら、できるだけ手厚い補償がほしいですよね。
しかし、補償を手厚くするとその分保険料も高くなります。
ペット保険を検討するときは、補償内容はもちろんですが、その保険料で保険を長く続けられるかどうかしっかり考える必要があります。
そこでまずは、ペット保険の保険料のしくみについて知りましょう。

ペット保険はペットの年齢が上がるにつれて保険料が高くなります

この保険料の上がり方には3パターンあり、毎年保険料が上がるもの、一定年齢ごとに上がるもの、ずっと変わらないが一定年齢以降はシニアコースに移行し保険料が上がるものがあります。
ペット保険に入るときは、ペット保険の保険料はずっと同じではないこと、高年齢になるほど保険料は高くなっていくことを頭に入れておきましょう。

・補償されない例に気を付けて

ペット保険は動物病院で受けた治療目的の通院・入院・手術にかかった費用について補償するものですが、いくつか例外があります。
また、加入条件は主に健康体であることなので、病歴や体質によっては加入できないこともあります。
自分の思っていたものと違った、こんなはずじゃなかったという思いをしないためにも、各保険会社の補償されない事例についてはしっかりと確認しておきましょう。

補償の対象外となる場合がある例
過去に治療を受けた病気や先天性の病気(事前告知や調査により制限されることがある)
ワクチンなどの予防接種により予防できる病気
去勢手術や歯の処理(不正咬合に関わる歯の処理)、耳掃除、爪切りなど
予防接種やマイクロチップ装着費用など
健康診断費用や健康体に施す血液検査・糞尿検査・フィラリア検査などの検査にかかる費用

・よくなる病気とその治療法

ペット保険は保険会社やプランによって補償内容や保険料が異なっており、その中から自分のペットに適した保険・プランを選びます。
チワワが実際にどんな治療を受けることが多いかというのを知り、それに合った保険を選びましょう。

小型犬のチワワは次のような病気になりやすいといわれています。

外耳炎

犬は耳の構造的に外耳炎になりやすいといわれており、チワワもまた外耳炎により動物病院で治療を受けることが多いです。
頭を振っている、脚で耳を掻こうとしている、耳から異臭がするなどの現象が見られたら一度動物病院で確認してみるとよいでしょう。
治療には複数回の通院が必要になることが多く、主に投薬や洗浄などで治療を行います。

水頭症

頭蓋骨内に脳脊髄液が過剰にたまり、それにより脳が圧迫される病気です。
とくに、1歳未満のチワワの幼犬でよくみられます。
視力の障害・長時間睡眠・その場でくるくる回る・元気がなくなる・攻撃的になるなどの症状があります。
軽度であれば投薬治療のみで回復しますが、重度であれば手術が必要です。

膝蓋骨脱臼

チワワのような小型犬は足が細く、膝のお皿の骨が脱臼する膝蓋骨脱臼になりやすいといわれています。
足をかばうようにして歩くため、変な歩き方をしていたら動物病院につれていきましょう。
予防としては普段から足に負担をかけないように、肥満体系にならないように気をつける、階段は歩かせない、膝に衝撃を与えるような遊びをできるだけ避けるなどです。治療方法は投薬やトレーニングなどの内科的治療か、手術などの外科的治療が選択されます。
先天性か外傷性なのかどうかや、症状グレード、チワワの年齢などによって治療方法は異なります。

角膜炎などの目の病気

チワワは小さな顔に対して目(眼球)はほかの犬種と大きさが変わらず、目のくぼみが浅いため目の病気になりやすいです。
目ヤニが多くなったり、瞼がけいれんしていたり、目が充血していたりしたら角膜炎になっている可能性があります。
点眼薬の投与によって治療します。

僧帽弁閉鎖不全症

心臓にある弁が機能不全を起こし、血液が逆流してしまう病気です。
血液が逆流すると心臓に負担がかかり、最悪の場合心不全になってしまいます。
加齢が主な原因であるため明確な予防策はなく、早期発見・治療が重要になります。
初期の症状としては睡眠時間が長くなる、元気がなくなるなど、飼い主には気づきにくいかもしれません。
シニア期(7~8歳頃)になったら、定期的に健康診断を受けに行くなどで、対策をするのもいいかもしれません。
治療方法は、症状緩和のための投薬、あるいは外科手術によって治療します。
治療中は、心臓への負担を避けるため、心臓に負担のかかる激しい運動をさせないようにする、食事の塩分を控えるなどするとよいです。

以上のように、チワワの病気は主に通院で治療する場合が多いですが、僧帽弁閉鎖不全症などの手術を必要とする病気にもなりやすいようです。

実際に、アニコムのどうぶつ診療費ドットコムによると、僧帽弁閉鎖不全症は10歳以上の高齢のチワワだと16.7%もの割合で発生しています。
通院だけでなく、手術についても手厚い保険を選ぶとよいでしょう。

まとめ

小柄で賢くしつけもしやすいチワワ、甘やかしたりしなければ比較的いうことも聞いてくれて、初心者の方でも飼いやすい犬種であるといえます。
日々のお世話やしつけを行い、健康で賢い犬になってくれるように頑張りましょう。

また、ペットを飼う際は愛犬の医療費用についても考えなければなりません。
医療費用の対策としてペット保険に加入する際は、自分の経済状況やペットの病気について考慮し適切な保険選びを心掛けましょう。

⇒ペット保険の一覧、詳細はこちら

この記事を書いた人
ニッセンライフニッセンライフ
Will Naviを運営する株式会社ニッセンライフは通販でおなじみのニッセンのグループで、セブン&アイグループ傘下の企業です。 40年以上の豊富な経験と実績をもつ保険代理店です。 ニッセンライフの経験豊富な専門のアドバイザーが、保険でお悩みの点や疑問点などお客様の個々の状況に合わせてサポートいたします。
出典

「傷病ランキング」(アニコム損害保険株式会社 どうぶつ治療費ドットコム)

https://www.anicom-navi.com/akinator/Prevention?species_id=1&breeds=01194&age=10%2C11%2C12%2C13%2C14%2C15%2C16%2C17%2C18%2C19%2C20&sex=

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