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飼う前に知っておきたいミニチュア・シュナウザーがなりやすい病気とその対策

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飼う前に知っておきたいミニチュア・シュナウザーがなりやすい病気とその対策

長くて立派なひげとふさふさとした眉毛が特徴のミニチュア・シュナウザー。

その風貌で「おじいさんのような犬」と言われることも。

豊富な飾り毛から感じる優雅さと、穏やかな表情や人懐っこい性格から感じる親しみやすさを兼ね備え、飼いやすさから多くの人に愛されています。

実際、アニコム損保が毎年発表している人気犬種ランキングでは2012年以降10位以内をキープしています。

人気の犬種なので、飼ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

せっかくペットを飼うのならできるだけ長生きしてほしいですよね。

長生きするためには気を付けるおくべき病気や予防の仕方について知っておくことが重要です。

また、もし病気になったときに、治療にはどれだけかかるのかも気になるところです。

この記事ではミニチュア・シュナウザーがなりやすい病気と予防、それにかかるお金について紹介していきます。

ミニチュア・シュナウザーの特徴

体高30~35cm、体重約4kg~8kgの小型犬です。

口周りのひげのような毛や長い眉毛、首や足が長くスマートな体形が特徴です。

性格は落ち着いていて、利口で忍耐強く、社会性もあるので、はじめての人でも非常に飼いやすい犬種です。

色はブラック、ソルト・アンド・ペッパー、ブラック・アンド・ペッパーの三色が主流です。

気をつけたい病気

外耳炎

ミニチュア・シュナウザーに限らず、犬は耳の構造的に外耳炎になりやすいといわれていますが、アニコム損保の保険金支払い実績にもとづく統計では、外耳炎はミニチュア・シュナイザーで見られる病気の1位となっています*1

年齢にかかわらず発病リスクのある病気なので、普段からサインになるような行動をしていないか注意しておきたいところです。

また、体質によっては慢性化したり、再発を繰り返すこともあります。

症状臭い・かゆみ・ただれ・耳あかが増える
原因湿気や異物、細菌、耳ダニなどの寄生虫、アレルギーなど
治療法点耳薬・かゆみ止めなどの薬や耳洗浄
原因に応じて駆除薬の使用やアレルギーなど基礎疾患の治療
予防策耳を清潔に保つ
耳を掻きたそうに肢を伸ばしている、頭をぶんぶん振るなどのサインに注意

皮膚疾患(膿皮症)

皮膚疾患もまた年齢・犬種にかかわらず非常に多い疾患です。

皮膚疾患の原因は細菌、真菌(カビ)、ダニ、寄生虫、アレルギーなど非常に多岐にわたりますが、ミニチュア・シュナウザーでは「膿皮症」と呼ばれる細菌性の皮膚疾患の割合が他の犬種よりも高くなっています*2

症状湿疹・脱毛・皮膚の赤み・フケ・発熱・痛みなど
原因黄色ブドウ球菌などの細菌
アレルギーや内分泌疾患、栄養失調、免疫不全、腫瘍、外部寄生虫などの基礎疾患が発症の引き金となっている場合もある
治療法原因・症状によって投薬や注射、シャンプー療法など
基礎疾患の治療
予防策適度なシャンプー・被毛ケア、生活環境を清潔に保つこと、温度・室温管理など

泌尿器疾患(尿石症)

ミニチュア・シュナウザーは他の犬種に比べ泌尿器疾患の割合が高い傾向にあり*3、年齢があがるにつれ、尿石症や膀胱炎、腎不全が増えていきます*4

ここでは、尿石症について説明します。
症状頻尿・血尿・発熱・食欲不振・排尿痛など
とくに結石が尿路につまり尿が出ない状態(尿道閉塞)になると尿毒症や膀胱破裂などの重篤な事態になる恐れがある
原因細菌の感染、ミネラルの過不足やビタミン類の不足、遺伝的な代謝異常など
治療法おもに食餌療法や水分の摂取など、尿道閉塞の場合はカテーテル挿入や外科手術
予防策
  • 低リン・低マグネシウムでシュウ酸を多く含む食事
  • 動物性たんぱく質、脂質、カルシウム、ナトリウム、ビタミンDの過剰摂取に気をつける
  • 肥満にさせない
  • 水分摂取量を増やす
  • 排尿しやすい環境を作る
  • ストレスの少ない環境
  • 尿検査などの定期健診

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症は高齢の小型犬に多い心臓病で、心臓の弁が閉じにくくなることにより血液の一部が逆流してしまう病気です。

ミニチュア・シュナウザーでも10歳以上の高齢犬で多く見られます*5

初期段階では症状がないので、診察時に心音の異変で気づくことが多いようです。

早期発見により病気の進行や症状の発現を遅らせることができるため、定期的な健康診断を心掛けましょう。

症状心雑音・咳
重症化すると肺水腫・呼吸困難・心不全が起こり死に至る場合もある
治療法投薬による症状の緩和と心臓の負担軽減
重篤な場合は犬の年齢、体力に応じて外科手術を行うこともあるが、高度な設備が必要なため対応できる動物病院が限られる
予防策定期的な健康診断による早期発見
心臓に負担がかかる肥満や塩分の高い食事を控える

ペットの医療費について

ペットの医療費について

これまでミニチュア・シュナウザーのいろいろな病気についてみてきましたが、これらの治療には当然お金がかかります。

ミニチュア・シュナウザーを飼うことを検討する際は、病気の治療や予防にかかる医療費について事前に知っておきましょう。

動物の医療費は高額!?

ペットの医療費は人に比べて高くなる場合があります。

これはペットには人と違って公的制度による健康保険がなく全額自己負担となるためです。

手術をした場合は、1回の治療費で数十万円になることもあります。

治療にかかる費用

動物の診療費は動物病院で自由に決められる自由診療なので、動物病院により異なります。

アニコム損保の「アニコム家庭どうぶつ白書2019」によると、ミニチュア・シュナウザー(0~12歳)の年間診療費の平均は75,253円ですが、年齢が高くなるにつれ高くなる傾向があります。病状によっても変わってきます。

例えば、子犬で多い「誤飲」の場合は、通院1回7,600円程度、高齢犬に多く見られる心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)では、年間4回の通院で1回あたり9,300円となっています。*6

治療以外でかかる費用

治療にかかるお金以外にも、病気の予防や健康診断などでもお金がかかります。

・犬の登録と狂犬病の予防接種

生後91日以上の犬を飼う飼い主には狂犬病予防法に基づいて以下のことが義務付けられています。
  • 居住している市区町村に飼い犬の登録を行うこと(生涯1回)
  • 飼い犬に毎年1回狂犬病予防注射を受けさせること
  • 犬の鑑札、注射済票を飼い犬に装着すること
  • 住所や飼い主が変更になったなど、登録内容に変更があったときや犬が亡くなった場合は届出ること
犬の登録

犬を飼い始めたらまずは30日以内(生後90日以内の場合は90日を経過した日から30日以内)に市区町村に登録しましょう。

手続きは、市町村役場で行いますが、狂犬病の予防接種の会場や動物病院でもできる場合があります。

登録料は自治体により異なりますが3,000円程度で、登録すると「鑑札」が交付されます。

狂犬病の予防接種
狂犬病の予防接種は、毎年1回必ず受けなければなりません。
予防接種は自治体ごとに行っており、登録しておけば春にハガキで予防接種の案内が届きます。
予防接種は小学校や公園などを会場にして実施する集合注射か動物病院で受けることができます。
この際、注射費用と注射済票の交付手数料がかかります。

費用は自治体や動物病院により異なりますが、注射費用は3,000円前後、注射済票は600円前後のようです。

混合ワクチン
狂犬病予防接種は義務ですが、混合ワクチンは任意で受ける予防接種の一つで、感染症に対する免疫力をつけるためのものです。
生まれたばかりの子犬は、母乳に含まれる母犬からの免疫によりさまざまな病気から守られますが、生後数か月でなくなってしまうと言われています。
とくに「ジステンバーウイルス」「犬アデノウイルス」「犬パルボウイルス」の3つは子犬期にかかると亡くなってしまう確率が高いので、子犬のうちに2~3回の接種で新しい免疫力をつける必要があります。
その後は、「犬伝染性肝炎」「犬パラインフルエンザ感染症」など数種類(5~9種類が一般的)に対応したワクチンを定期的に行うことが多いようです。

混合ワクチンの接種には、必要・不要の意見がさまざまある一方で、ペットサロンやドッグラン・宿泊施設などでは、1年以内のワクチン接種証明書を求められることが多いです。

接種の頻度や必要性は犬の状態や生活環境などにより異なるので、獣医師さんと相談しましょう。

混合ワクチンは5種混合で4,500~8,000円、9種混合で5,000~10,000円と対応種類が増えると料金が高くなる傾向にあります。

フィラリアの予防
フィラリアは「犬糸状虫」という寄生虫で、蚊を介して幼虫が体に入り込み、体の中で成長して心臓や肺動脈に寄生し、血尿や呼吸困難などの症状がでます。
重篤な場合はなくなってしまうこともあります。
蚊に刺されないようにすることは難しいので、蚊が出てくる時期になったら、注射や薬で予防します。
また予防薬の前に血液検査でフィラリアに感染していないかチェックしておくとよいでしょう。

費用は薬の種類や犬の体重によっても異なりますが、ミニチュア・シュナウザーのような小型犬の場合は、検査費用が3,000~5,000円、薬が5,000~10,000円くらいかかります。

なお、予防を始める時期や薬の種類は獣医師さんと相談しましょう。

・健康診断

体が小さく、また言語という手段でコミュニケーションをとれない愛犬の病気にいち早く気付くには、日々の観察だけでなく動物病院での健康診断を受けることが大切です。
定期健診は1年に1度、病気になるリスクが高く、病状の進行も早い10歳以上の高齢犬は半年に1度がおすすめです。

健康診断の項目によっても変わりますが血液検査や尿検査・糞便検査で10,000円前後、レントゲンやエコーが加わるとさらにかかります。
血液検査を伴うフィラリア対策の時期や狂犬病の予防接種と一緒に受けることもできるので、獣医師さんに相談のうえ、積極的に利用していきましょう。

医療費にどう備えるか

医療費にどう備えるか

ペットを飼っていれば病気やケガの検査や治療で急な出費を迫られる場合があります。

また、定期的な予防接種や健康診断でもお金がかかりますので、あらかじめ備えておく必要があります。

ペット保険を活用しましょう

医療費に備える手段のひとつにペット保険があります。

ペット保険ではペットの病気・ケガの治療にかかる費用の一部が補償されます。

ペット保険に加入していれば、ペットの治療費の負担を減らすことができます。

ただし、ペット保険では去勢・避妊手術、保険に加入前に発症していた病気や先天性の異常、交配・妊娠・出産にかかわる費用など補償の対象外となる費用もあります。

保険選びのポイント

では、実際にペット保険を選ぶ際はどのように選べばよいでしょうか。

ペット保険を選ぶポイントは次の3つです。

  1. 保険料と補償内容のバランス
  2. 補償割合と支払限度額
  3. 年齢による保険料の変化

1.保険料と補償内容のバランス

保険は補償が手厚ければ手厚いほど保険料が高くなります。
保険料を安く抑えたいという方は、補償額を少なくする、通院補償や入院補償のない商品を選ぶという方法があります。
また、なりやすい病気やケガでどれくらい費用がかかるのか事例や統計も参考にできるでしょう。

ただし、病気やケガの治療では必ず通院をしますし、ミニチュア・シュナウザーでよく見られる皮膚病や外耳炎は通院のみで済むことが多いようです。

また、尿結石や僧帽弁閉鎖不全症などは複数回の通院が必要になる場合ので、通院補償はあったほうがよさそうです。

2.補償割合と支払限度額

補償割合とは、かかった治療費に対してペット保険から支払われる保険金の割合のことで、補償割合が高くなると自己負担額が低くなります。

たとえば、補償割合70%の保険に加入している場合、残りの30%は自己負担となります。

治療費 × 補償割合 = 支払われる保険金

10万円 × 70% = 7万円(残り3万円は自己負担)

支払限度額とは、1回の通院・入院・手術で支払われる保険金の限度額です。

通院1回あたり10,000円で1年間に20日まで、手術費用の補償は1回あたり10万円で1年間に2回まで、といった1回あたりの制限や回数が決められていることが一般的です。

想定していたよりも自己負担額が多かったというケースもあるので、補償割合や支払限度額についても事前に確認しておきましょう。

3.年齢による保険料の変化

ペット保険の保険料は、病気やケガのリスクに応じて決められているので、年齢があがるとペット保険の保険料も高くなっていきます。
のちのち保険料の負担が大きくて保険を続けられなくなってしまうということがないように、年齢に応じた保険料の変化は事前に確認しておきましょう。

まとめ

ペットを飼いたいという方、これから飼うという方は事前にそのペットの特性と、家族として一生をともに過ごすために飼い主がすべきことを知ることが大切です。

ペットの健康のために日々のケアやお世話も大切です。

ミニチュア・シュナウザーの場合は、とくに皮膚病、外耳炎、尿結石、高齢になると僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすいと言われているので、日ごろからこれらの病気のサインがないか注意して観察し、サインが見られたらすぐに獣医師に相談しましょう。

また、予防接種、健康診断など健康維持や病気の治療費用などの医療費に備えることも忘れずに。

⇒ペット保険の一覧、詳細はこちら

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この記事を書いた人
ニッセンライフニッセンライフ
Will Naviを運営する株式会社ニッセンライフは通販でおなじみのニッセンのグループで、セブン&アイグループ傘下の企業です。 40年以上の豊富な経験と実績をもつ保険代理店です。 ニッセンライフの経験豊富な専門のアドバイザーが、保険でお悩みの点や疑問点などお客様の個々の状況に合わせてサポートいたします。
出典

「人気犬種ランキング」(アニコム損害保険株式会社)
https://www.anicom-sompo.co.jp/special/breed/

*1 *4 *5「どうぶつ診療費ドットコム」(アニコム損害保険株式会社)
「ミニチュア・シュナウザー 傷病ランキング」
https://www.anicom-navi.com/akinator/?species_id=1&breeds=01341&age=&sex=

「家庭どうぶつ白書」(アニコム損害保険株式会社)
*2「2018 3-2-16膿皮症における請求割合の年齢推移」
*3「2019 3-2-15疾患(大分類単位)の請求割合」
*4「2017 3-2-16腎不全における請求割合の年齢推移」
「2019 3-2-16 年間診療費の年齢推移」
https://www.anicom-page.com/hakusho/

「みんなのどうぶつ病気大百科」(アニコム損害保険株式会社)
*6「僧帽弁閉鎖不全症(MR) <犬>」
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/904?breed=1341
「外耳炎 <犬>」
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/867?breed=1341
「膿皮症 <犬>」
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/890
「尿石症 <犬>」
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/927?breed=01999
「病気と上手く付き合おう(02) <心臓病>」
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1433

「犬の狂犬病予防法に基づく登録と予防注射」(京都市情報館)
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000113438.html

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