20代の子育て家庭に最適な保険の選び方

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20代の子育て家庭に最適な保険の選び方

20代で子育て中の家庭では、まとまった貯蓄がなく、初任給から給与がそれほど上がっていない方も多いでしょう。必要な保険をそなえることは大切ですが、必要な貯蓄ができなくなるほど保険料の負担が大きくなっては困ります。そこでこのコラムでは、20代の子育て家庭のために、家計にムリのない保険選びをご紹介します。

必ずそなえておきたい損害保険

子育て家庭で必ずそなえておきたい代表的な保険が、「自動車保険」や「火災保険」、「個人賠償責任保険」といった損害保険です。(表1参照)
これらの保険で補償される事故は、貯蓄では対応できないほど損害額が高くなることが多々あるからです。日々の生活を守るためには、「自分だけは事故に遭わないだろう」といった楽観的な考えを捨てて、万一の事態にそなえる意識を持つことが大切です。

表1 各損害保険の補償内容
保険種類主な補償内容
自動車保険自動車事故によるケガの治療費や車の修理費用
相手側への損害賠償費用
火災保険火災・落雷・風災・雪災・水災・水漏れ・盗難などによる損害
個人賠償責任保険自転車事故・日常生活での事故による損害賠償費用


保険料の支払いが苦しいと感じる場合には、補償内容を最低限におさえたり、インターネットで販売している割安な商品を選ぶといった工夫をするとよいでしょう。

⇒自動車保険の一覧、詳細はこちら
⇒火災保険の一覧、詳細はこちら

万一の死亡や病気へのそなえ方

子供がいる家庭であれば、万一にそなえて死亡保険には加入しておきましょう。
葬儀でまとまったお金が必要になるだけではなく、残された家族の生活費や教育費が必要となるからです。割安な保険料で高額な死亡保障を受けられる「収入保障保険」や「定期保険」がオススメです。

また病気へのそなえとして、医療保険を検討する方も多いのではないでしょうか。
しかし健康保険の対象となる治療であれば、「高額療養費制度」が利用できます。入院・手術・先進医療の基本的なプランで、最低限の保障(補償)をそなえておきましょう。
また終身タイプではなく、定期タイプの医療保険を選ぶことで、保険料の負担がおさえられます。ただし定期タイプの場合、更新をすると保険料は上がっていく傾向があります。保険に加入すると同時に万一にそなえて貯蓄を始めたり、年齢とリスクにあわせて見直したりする必要があります。

子供の学費をそなえる方法

子育て家庭にとって、必要となるのが教育費です。なかでも大学費用は負担が大きく、1年間で100万円を超える学費が必要となることもあります。30歳や40代で子供が大学生になる家庭では、老後費用よりも教育費の貯蓄に注力し、子供が小さな頃からコツコツと貯めていくことが重要です。

必要となる金額や時期がほぼ決まっている教育費は、安全に資産運用したいものです。元本が保証されている個人向け国債や、毎月一定額を積み立てられる低解約返戻金型の「終身保険」や外貨建ての「変額保険」などの貯蓄タイプの保険で準備するとよいでしょう。

⇒終身保険の一覧、詳細はこちら
⇒変額保険の一覧、詳細はこちら


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この記事を書いた人
張替 愛(ファイナンシャル・プランナー)張替 愛(ファイナンシャル・プランナー)

FP事務所マネセラ代表。大学で心理学を学んだ後、国内損害保険会社に就職。夫の海外赴任を機に独立。教育費・老後資金・女性の働き方・資産運用・海外赴任など、ひとつひとつの家庭の状況とその想いを大切にした家計相談を中心に、執筆やマネー講師など、幅広く活動する。

出典

「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031.htm

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