医療保険は定期型と終身型のどっちが良い?それぞれの違いを解説!

  • 更新日:

    (公開日:2020/01/07)

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医療保険は定期型と終身型のどっちが良い?それぞれの違いを解説!

「医療保険に加入しようと考えているけれど、定期型と終身型の違いがわからない」「将来万が一の時に役立つ保険に入っておきたい」
医療保険の加入方法について悩んだ経験はありませんか?
医療保険には定期型と終身型があり、それぞれの特徴を理解したうえで自分に合った保険へ加入しましょう。

どっちを選ぶ?医療保険の定期型と終身型の違い

医療保険に加入する際に定期型と終身型のどちらに加入すればよいか悩む人は多いものです。定期型と終身型では、保険料や保険期間などに大きな違いがあるので、それぞれの違いを理解したうえで、あなたに合ったプランを選択できるようになる必要があります。

ここからは、医療保険の定期型と終身型の違いや、保険期間をどのように選べばよいのかについて解説します。

加入期間が異なる!保険期間の区切り方

医療保険は定期型と終身型があり、それぞれ保険期間が違います。

定期型は保険期間を10年間や60歳までなどに設定し、期間中は一定の保険料を支払います。保険期間が終了すれば保障も終了することになります。
一方、終身型は保険期間が一生涯となっており、保険料も一生涯同じ保険料を支払っていきます。

定期型の保険期間の設定は2種類あり、10年や15年など年数で保険期間を決める年満了と、60歳や65歳など被保険者の年齢で保険期間を決める歳満了があります。

契約時点で保険期間が決まっている定期型は、年満了であれば期間満了時に契約を更新する選択肢もあります。更新すると、その時点の年齢で計算した保険料を支払うことになるため、更新前に比べるとほとんどの場合保険料が上がります。歳満了の場合、一般的に更新することができません。

支払金額に違いが?保険料の違い

定期型のデメリットとして、更新をするたびに年齢が上がっていくので、徐々に保険料が上がっていく点が挙げられます。そのため、加入期間が長くなればなるほど保険料の負担は大きくなります。

それに対して、終身型の医療保険は、加入当初から保険料は変わらないのですが、一生涯の保障をするため、同じ加入年齢で比較すると月々の保険料が定期型に比べて割高になっています。ですが、言いかえると定期型は手厚い保障を備えたとしても、終身型で備えたときよりも割安な保険料で備えられるというメリットがあります。

終身型は、加入当初から保険料の負担が大きい半面、生涯安定した保障を得られるため、若いうちから金銭的に余裕があるのであれば、「終身型の医療保険」に加入することを検討してもいいかもしれません。

就職したばかりの人であれば、保険料を支払う余裕がないという人も多いので、終身型と同じ保障を受けたいのであれば、保険期間を調整することで保険料を安く抑えられる定期型の医療保険に加入する手もあります。

医療保険の定期型と終身型のおすすめの選び方



医療保険に加入する際によく疑問となるのが、定期型と終身型のどちらを選べば正解なのかということです。

前述した保険期間と保険料の関係以外に、定期型にも終身型にもそれぞれメリットがあるため、将来の希望や見通しに合わせたプランを選択していくことが理想的です。ここからは、保険期間と保険料を踏まえたうえで定期型と終身型のライフステージに合わせた選び方について解説します。

柔軟に対応できる!ライフステージに合わせた選び方

定期型と終身型には、それぞれメリットとデメリットがあり、定期型は加入時点での保険料が安いというメリットがあります。

そのため、学校卒業後入社したばかりで収入が少ない人や、家のローンを支払わなければならないが子供が生まれたばかりなので、もしものときのために保険をかけておきたい人、将来的な医療制度の変化に合わせて柔軟にプランを変更したい人、現在加入している終身医療保険に追加で保障を備えたい人は定期型医療保険に加入するのがおすすめです。

終身型は、加入当初から一定の保険料で保障内容もずっと変わらないので、家計の管理がしやすく、一生涯の安心を得られるというメリットがあります。また、短期払いの場合は、払込期間を終了してしまえば、保障はずっと続きつつ老後に保険料を支払う必要がないので、健康状態が不安定になりがちな老後の生活資金を確保しておきたい人や、老後に保険料を払い続ける自信がない人には終身医療保険がおすすめです。

加入する年齢や予算、目的によってどのタイプの医療保険を選べば正解なのかが変わってくるので、日頃の生活習慣や健康状態、収入の変化の見通しなどを総合的に検討して定期型と終身型のどちらを選ぶかを決めていきましょう。

医療保険の保険料を抑える方法ってあるの?



将来の病気やケガにしっかり備えたいけれども、保険料はできるだけ抑えたいという人も多いかもしれません。

保険料はプランによっては家計の出費の中でも大きな割合になる場合もあるので、日常の生活が金銭的に苦しくならないようにするためにも、保障についてしっかり理解したうえで取捨選択する必要があります。

保険料が負担になりすぎて、生活必需品や健康に関わる出費を削らなければならなくなってしまい、それが原因で病気になってしまうと、何のために医療保険に入ったのかがわからなくなってしまいます。

保険料を抑えるために、加入するプランや付帯する特約のみでなく、保険料の支払い方法の選び方も理解しておきましょう。

保険料を抑えたいのであれば掛け捨てタイプ

医療保険には、掛け捨てタイプや貯蓄型のものがあります。掛け捨てタイプの医療保険にすれば、支払った保険料は将来戻ってこない代わりに月々の保険料を抑えることができます。
それに対して貯蓄型は保険期間が満了するなど一定期間経過すれば保険料が戻ってくるという特徴があります。

医療保険は、ほとんどが掛け捨てタイプです。保険料の負担をできるだけ抑えながらも、将来の病気に対する保障をしっかりと受けたいという人は、期間の決まった定期型医療保険で備えるのがおすすめです。

医療情勢の変化に合わせたプランの変更を検討しよう

現在の日本では、医療技術の発達による平均在院日数の短縮化が進んでいます。そのため、医療保険に付帯する入院保障の制限日数も保険料を抑えるひとつのポイントとなってきます。

入院日数として、3カ月や半年も入院することが少なくなってきていることや、公的医療保険で高額な療養費をまかなえる部分もあることなどを踏まえると、どの程度の入院期間を保障してもらえればいいか予想しやすくなります。

保険ですべての医療にかかる費用を準備しようとするのではなく、老後の貯蓄や公的な保障を考えたうえで、必要なプランを検討するようにしましょう。

慎重に加入しよう!医療保険の気になる点



説明してきたように、医療保険にはライフプランによって保障内容を変えられる定期型と、保険料・内容が一生涯変わらない終身型があり、どちらにも魅力的な部分があります。

どちらのタイプの医療保険に加入するかを決めるうえで、医療保険の注意点を理解しておくことも重要です。加入するタイプを間違えると、あとになってから保険料が負担になったり、保障内容に満足できなくなり、後悔することもありえます。

定期型と終身型のメリットのみでなくデメリットも含めて検討すれば、満足した医療保障を受けられるようになります。ここからは、医療保険の気になる点について解説します。

経済状況の変化に対応できない可能性もある

医療保険の定期型は加入当初は保険料が安かったとしても、更新する際に年齢が上がっているため、どうしても保険料が高くなってしまいます。

終身雇用制度が崩壊しつつある現状では、更新タイミングでの保険料も視野に入れておく必要があります。もしも、仕事がなくなってしまったり収入が大きく減少したりするような事態が起こってしまうと、保険料を支払うことができなくなってしまい、万が一のときに、医療保障を受けられなくなってしまうかもしれません。

一方、終身型は何年経っても保険料が一律であることはメリットですが、経済状況が変化すれば相対的に保険料の負担が大きくなる可能性があります。加えて、30年後であっても契約時点の保障内容が適用されるため、貯蓄機能のある終身型の医療保険に加入した場合は、契約した時点での予定利率で保険金が支払われるため、いざ保障が必要になった場合に、医療情勢の変化に対応できず必要な費用を保険でカバーできなくなるリスクもあります。

健康状態によっては加入できないこともある

医療保険は加入する時点で大きな病気を患っていたり、健康診断で要注意となっていたりする場合や、歳満了の定期保険に加入している場合は、新たに医療保険に加入できないことがあります。

たとえば、60歳満了の定期医療保険に加入していた場合、更新は出来ないため保障はなくなってしまいます。新たに医療保険に加入しようとしても、その時点で病気にかかっていたりすると加入が難しくなるということがあります。

医療保険の中には、持病があったり病気の治療のために通院・服薬していたりする人を対象とした保険もありますが、通常タイプに比べると保険料が割増となっているので注意が必要です。日頃の生活習慣や健康管理には十分注意しておきたいものですね。

入院期間は日帰り入院も含めて保障日数の検討を

以前は病気になって治療をするとなると、1カ月や2カ月間入院することもありました。しかし、近年は医療技術の進歩に加えて、事前に標準的な治療計画や検査計画を立てる「クリニカルパス」の導入などにより、医療の効率化が推進されるようになっています。そのため、患者1人当たりの平均在院日数が以前よりもかなり短縮されるようになっています。

厚生労働省の「平成29(2017)年 患者調査」によると、平均在院日数が初めて30日を下回るようになっています。医療保険は入院日数によって保険金を支払う方法以外に、日帰り入院から保障するものもあります。もちろん、入院に対する支払い限度日数を高く設定していると保険料がムダになってしまう場合もありますが、在院日数が短くなったからといって、日数だけを減らして保険料を安くするのではなく、日帰り入院から対応しているのかなど、契約者も知識を得て総合的に保障日数を決めるように注意しましょう。

まとめ


今回は、医療保険の定期型と終身型の違いやメリット・デメリット、保険料を抑えるためのポイントについて解説しました。

ここで説明した内容を参考にして、あなたの将来のリスクにしっかりと備えられるような保険を選んでくださいね。

自分に合う保険がわからない場合は、保険のプロに相談しましょう。
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この記事を書いた人
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出典

「平成29(2017)年 患者調査」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf

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