からだの病気

椎間板ヘルニアでも入れる・加入できる保険

椎間板ヘルニア

病気解説

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアとは

人のからだの真ん中には背骨が通っています。頸(首)の部分から腰の部分まで、24個の骨が重なり合って、背骨を構成しています。それぞれの骨と骨の間には、椎間板(ついかんばん)と呼ばれる軟骨があり、これが衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。

ところが、加齢による老化や重労働、激しい運動などの影響で、椎間板が損傷すると、内部の髄核(ずいかく)という部分が外に飛び出して、神経を圧迫するようになります。これを『椎間板ヘルニア』といい、激しい痛みやしびれなどの症状を引き起こします。

椎間板ヘルニアの中でも、最も発生頻度が高いのが腰の部分にある5つの腰椎(ようつい)で発生する「腰椎椎間板ヘルニア」です。「ぎっくり腰」になった時のような激しい腰の痛みが特徴で、手足のしびれをともなうこともあります。

一方、7つの骨で構成される頸部で発生するのが「頸椎椎間板ヘルニア」です。首や肩、腕に痛みやしびれが出たり(神経根の障害)、運動麻痺などの症状があります。

椎間板ヘルニアの原因は、環境要因(姿勢・動作)や遺伝要因(もともとの体質・骨の形)そして、加齢が関係しています。座る、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作でも体重の約2.5倍の圧力がかかるといわれているため、悪い姿勢であったり、普段の何気ない動作が腰や首に負担をかけ椎間板ヘルニアを起こしやすくしている可能性があります。また、喫煙も原因に関わっているといわれており、タバコに含まれる「ニコチン」が、椎間板周囲の毛細血管を収縮させることで、栄養がうまく届かず、椎間板が変性してしまうため、椎間板ヘルニアを引き起こしやすくしています。

椎間板ヘルニアは、腰や首への負担を日頃から減らすように工夫することで、発症をふせぐ方法につながります。また、すでに椎間板ヘルニアを経験された方の再発防止にもなるでしょう。椎間板ヘルニアの予防・再発防止には、ストレッチをしたり、体重の増加に気をつけたり、筋力を強化することなどが大切です。

保険加入

椎間板ヘルニアにそなえる保険選び

椎間板ヘルニアにそなえる保険選び

椎間板ヘルニアは2~3カ月の治療で治ることが多い病気ですが、症状がひどい場合や日常生活に支障をきたす程度の手足の麻痺がある場合は手術が必要になることもある病気です。

では、椎間板ヘルニアと診断された人は、生命保険に加入することはできるのでしょうか。
この病気になったからといって、死亡するリスクやがんになるリスクが高くなるわけではないので、死亡保険やがん保険への加入は問題ありません。
しかし、入院・手術へのそなえである医療保険への加入は困難です。なぜなら、症状が悪化して、入院や手術をする可能性が健康な人よりも高くなるからです。

ですが、通常の医療保険にまったく加入できないというわけではありません。『椎間板ヘルニアが発生する部位の悪化への保障』をのぞく、「部位不担保」という条件で加入できる可能性があります。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、例えば「腰椎部は一定期間保障しない」など、特定の部位を除いて保障するという条件が付きます。

ただ、部位不担保は「持病の悪化を保障しない」ということになるので、一定期間は椎間板ヘルニアが悪化した場合にそなえることができません。

そこで、持病の悪化へのそなえとしてご用意しているのが、「引受基準緩和型」の医療保険です。
3~5つの簡単な告知項目(質問事項)の答えがすべて「いいえ」であれば、椎間板ヘルニアの治療中の方でもお申込みいただけます。手術した方でも、「1年(保険会社によっては2年)以内に入院・手術がない」、「過去3ヶ月以内に医師から入院・手術をすすめられていない」などの条件を満たせばお申込みいただけます。

椎間板ヘルニアなど持病の悪化による入院・手術時でも給付金が受け取れるうえ、ほかの病気による入院・手術も幅広く保障します。

ただし、通常の保険商品よりも保険料は割高となりますので、ご注意下さい。

ニッセンライフでは、以下の内容をお伺いし、複数の保険会社の中からお申込みいただける可能性の高い商品をご案内しております。ぜひ、お気軽にお電話ください。

どこの部位(頚椎・胸椎・腰椎)で発症しているのか

入院・手術の有無と時期

ほかの持病や病歴の有無

椎間板ヘルニアでも入れる可能性のある医療保険は{{ products.length }}商品あります。
こちらより資料請求できる商品は「持病がある方をささえる保険(引受基準緩和型保険や無告知型保険)」です。お客様の治療状況によっては他の商品をご案内できる場合がございます。ご検討にあたっては、ぜひ一度お電話やメールよりお問い合わせください。
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治療法

椎間板ヘルニアの治療法

椎間板ヘルニアの治療法

椎間板ヘルニアを診断するときにおこなう検査で、画像検査と神経学的検査がおこなわれます。

●画像検査
MRIやCTを利用して椎間板ヘルニアがあるかどうかを確認します。ただし、それが神経を刺激し痛みがともなっているかはわからないため、神経学的検査をあわせておこなうことが推奨されています。

●神経学的検査
筋肉の力を一つ一つ確認し、皮膚の感覚を調べ、筋力の低下や神経麻痺がないかどうかを診断します。椎間板ヘルニアと診断されたら、まずは保存療法を一定期間おこないます。

●代表的な保存療法

薬物療法消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などを使用し痛みを和らげる方法。
炎症をおさえたり、筋肉の緊張を和らげることで痛みをとりのぞく。
神経ブロック治療痛みがひどい場合、局所麻酔やステロイド薬を注射し痛みを和らげる方法。
注射の部位によっては、患者さんの安全を考え、入院が必要な場合もある。
理学療法
(リハビリ療法)
牽引療法で筋肉を伸ばしたり、筋肉の血行を良くしてコリをほぐすために温熱療法などをおこなう。また、ストレッチをおこなう運動療法やコルセットを着用する場合もある。

保存療法を一定期間おこなって改善がみられず、痛みがひどい場合や日常生活に支障をきたすような手足の麻痺がある場合は、本人が希望する場合に手術療法がすすめられます。

●切開手術(LOVE法/ラブ法)
全身麻酔をおこない、背中側から切開し椎間板を切除する術式で、日本で最も主流な手術法でした。傷口が大きくなってしまい、入院期間が長くなってしまう事から、最近では小さい顕微鏡を使用して傷口を小さくするマイクロラブ法というものもあります。

●内視鏡化ヘルニア摘出術(MED)
全身麻酔をして背中側から切開し、管と内視鏡を入れて手術をおこないます。内視鏡で映し出された患部をみながら椎間板を切除する方法です。ラブ法と比べて傷口が小さくて済むため、術後の回復が早いことがメリットです。ただし、見える範囲が内視鏡の映像範囲に限られているため、高度な医療技術が求められます。

ヘルニアの手術方法の選択については、様々な要因を考慮する必要があります。
全身麻酔をおこなう術式もあるため、年齢や体力がある程度必要になります。ほかにも、仕事を休める期間、金銭面、術者の技量、病院の設備などがあります。

最も大切なことは、医師としっかり相談することです。
医師の説明を受け、それぞれの治療法のメリット・デメリットを考慮した上で、自分が不安なく、納得した治療法を受けられるようにしっかり相談するようにしてください。

治療費

椎間板ヘルニアの治療費用

2018年に某病院にて椎間板ヘルニアを治療した30歳男性の治療費実例にもとづき、患者さんが負担しなくてはならない費用の概算を計算しました。

治療費用例 ~入院日数 7日~
医療にかかる費用
①健康保険適用医療費総額 (保険診療分)800,000円*1
②評価療養・選定療養等の総額(保険外診療分)0円*1
③医療費総額(①+②)800,000
④窓口支払額(3割負担の場合*2①×30%)240,000
⑤高額療養費の自己負担限度額*385,430
⑥高額療養費による割戻額(④-⑤)154,570
⑦医療費自己負担額(②+⑤)85,430
その他の自己負担費用の概算
⑧入院時食事療養費標準負担額*4
(1食460円×入院日数×3回)
9,660
⑨差額ベッド代
(1日6,144円×入院日数)*5
43,008
⑩雑費(1日1,500円×入院日数)*610,500
⑪合計自己負担額(⑦+⑧+⑨+⑩)148,598

*1①②の治療費は、実在する患者の診療明細から監修医の判断のもと個人情報が特定できないよう修正を加えた金額。

*2 70歳未満のサラリーマンを想定。(組合管掌健康保険または協会けんぽの医療保険制度を利用)

*3 年収約370~770万円の方を想定。自己負担額の計算は、80,100円+((1)-267,000円)×1%。但し、自己負担額が80,100円以下の場合は窓口支払い額とした。

*4 (1)の保険診療の食事療養に係る費用のうち、厚生労働大臣が定める一般の方の1食あたりの標準負担額460円(平成30年4月以降)に対して、1日を3食として入院日数を乗じた金額。

*5 (2)の選定療養のうち、いわゆる差額ベッド代に係る費用。「主な選定療養に係る報告状況」厚生労働省 平成28年7月1日現在より1日あたり平均徴収額(推計)の合計値6,144円に入院日数を乗じた金額。

*6 付添いの家族の食事代や交通費,日用雑貨の購入費等の費用を1日あたり1,500円と仮定し、入院日数を乗じた金額。

椎間板ヘルニアの治療法としては、保存療法として(薬物療法・神経ブロック・運動療法・装具療法・物理療法)などがあり、症状が重い場合や長く続く場合は手術療法などが行われます。これらの治療費についてですが、厚生労働省「医療給付実態調査 報告書 平成27年度」によれば、平均医療費は約53万7千円となっています。

手術をして入院した場合には、治療費(手術費)+入院基本料+食事代+差額ベッド代+αがかかります。さらに術後にリハビリなどを行った場合は、その費用もかかりますので、合計すると約100万円以上かかることになります。

レーザー治療法は自費診療となり、保険も使えませんし、高額療養費の対象外です。自費のためあくまでも目安となりますが、35~60万円程度かかります。 日帰り手術も可能です。

高額になる治療費ですが、公的医療保険を使える治療法の場合はこれらの1割~3割の負担になります。しかしそれでも、5~15万円と高額の自己負担が必要となります。

このように自己負担分も高額になった場合には、「高額療養費制度」という制度が使えます。 これは、同一月内に医療機関や薬局の窓口で払った額から、自己負担額を超えた金額を支給してくれる制度です。この「高額療養費制度」の自己負担限度額は、加入者の年齢や所得水準によって決められています。

511,000円医療費がかかった場合、たとえば69歳以下で住民税が非課税の方がこの制度を利用すると、(35,400円)の支払いで済みます。 また年収が370~770万円の方の場合、80,100円+(医療費511,000円-267,000円)×1%=82,540円の支払いとなります。

しかし、この制度を利用してもいったん医療機関の窓口で総額を納めなければならず、かなりの負担になります。そこで加入している保険窓口に事前に申請をし「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関に提示すると、支払いの時点で限度額のみ支払うことができます。

保険適用の治療に関してはこのような公的助成が充実しています。ただし治療のためには仕事を退職したり休んだりしなくてはならず、現在の生活を維持するのは難しくなる場合があります。さらに治療費以外の交通費などがかさむことを考慮する必要もあるでしょう。

治療費に関しては、監修医の診療経験に基づく平均的な金額を記載しております。患者の病状や受診される診療機関、治療方法などによって費用は異なります。あくまでも治療費の目安として情報を提供するものです。

監修

佐藤 典宏

産業医科大学 第1外科 講師

プロフィール

医学博士、日本外科学会指導医・専門医、がん治療認定医。消化器がんに対する外科治療のかたわら、膵臓がんの基礎研究にも従事しています。がん患者さんに役に立つ情報を提供すべくブログを開設「あきらめない!がんが自然に治る生き方(https://satonorihiro.xyz/)」。著書に『ガンとわかったら読む本』(マキノ出版)。

病気データ

椎間板ヘルニアのデータ

厚生労働省によると、病気やケガなどで自覚症状がある人は、人口千人あたり305.9となっており、その中でも腰痛の自覚症状がある人は男性で91.8、女性で115.5となっています。この数値は、全体のうち男性は1番高く、女性では2番目に高い数値となっており、現在日本では多くの人が腰痛に悩まされていることがわかります。

腰痛は大きく2種類にわけられます。医師の診察および画像の検査(X線やMRIなど)で腰痛の原因が特定できるものを「特異的腰痛」といい、厳密な原因が特定できないものを「非特異的腰痛」といいます。
特異的腰痛の代表的な病気が、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症です。
腰痛の85%は原因が特定できない非特異的腰痛となっており、15%が特異的腰痛です。15%のうち、椎間板ヘルニアは4~5%を占めています。

厚生労働省の患者調査の総患者数を見てみると、働き盛りである30~40代に急激に増加していることがわかります。これは、加齢とともに蓄積された体への負担が椎間板障害を引き起こしていることが、患者数を急増させている原因です。

椎間板障害の総患者数(年齢・性別)

椎間板障害の総患者数(年齢・性別)

出典 厚生労働省 「2017年 患者調査」 より

椎間板ヘルニアを予防するためには、なるべくからだに負担をかけないように動作をおこなうことが重要です。
適度に休憩をとったり、ストレッチや筋力を強化する事で負担を軽減させることができます。
たとえば、座るときは姿勢を正すことを心がけましょう。床に座る場合はあぐらをかくのではなく正座や横座りの方が負担は少なくなります。また、物を持ち上げたりするときは、腰をおとして自分の方へ引き寄せてから持ち上げるようにしましょう。

他にも肥満による体重の増加は、腰にかかる負担を大きくする原因になるため、適正体重の維持に努めましょう。ヘルニア予防と体重維持のための運動をかねて、背筋や腹筋を鍛えることもオススメです。

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