保険料控除はどうやって受けるか

保険料控除を受けるには

一定の生命保険や地震保険に加入し保険料を負担している場合は、「生命保険料控除」や「地震保険料控除」が受けられます。
手続方法を確認しておきましょう。

「指定代理請求人」が保険金請求できる「特別な事情」とは?

一定の生命保険料や地震保険料を支払った場合には、支払った保険料の全部または一部が所得額から控除され、所得税や住民税の負担を減らすことができます
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保険料控除を受けるには、年末調整または確定申告の際に、「保険料控除証明書」を添付して支払保険料などを申告します。
「保険料控除証明書」は、毎年10月頃に保険会社から送られてきます。万一、紛失した場合は、保険会社に申し出れば再発行してもらえます。

生命保険料控除証明書の例

平成29年分 生命保険料控除証明書

適用制度:旧制度
ご契約者名 ○山○子様

被保険者
○山○子様
証券番号
××××××××
保険種類
医療終身
保険期間
終身
払込方法
年払
契約日(更新日)
平成20年5月1日
契約状況
払込継続中

<旧制度>

一般一般生命保険料(A)
72,000円
配当金(B)
0円
一般証明額(A-B)
72,000円

証明日 平成29年10月4日

○○○生命保険株式会社

会社員などは年末調整で保険料控除が受けられる

年末調整を受ける会社員などの給与所得者は、生保会社の発行する「生命保険料控除証明書」や、損保会社の発行する「地震保険料控除証明書」を「給与所得者の保険料控除等申告書」に添付し、勤務先に提出して年末調整で控除を受けます。
ただし、給与所得者であっても、給与の年間収入額が2,000万円を超えるなど確定申告が必要な場合には、確定申告で控除を受けることになります。

「給与所得者の保険料控除等申告書」の「生命保険料控除」欄には、「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」の3つの区分ごとに、保険会社名や保険の種類、保険期間、契約者名、保険金の受取人と控除を受ける人との続柄、保険料額などを記載します。
「一般の生命保険料」「個人年金保険料」は、「新制度」「旧制度」の区分も記載します。保険料控除証明書には「旧制度」「新制度」の区分が書かれているので、迷うことはないでしょう。

「地震保険料控除」欄には、保険会社名や保険の種類、保険期間、契約者名、保険対象の家屋に居住もしくは家財を利用している人の氏名と申告者との続柄、地震保険料もしくは旧長期損害保険料の区分、保険料額などを記載します。

自営業者などは確定申告で控除を受ける

自営業者などの確定申告をおこなう方は、翌年2月16日から3月15日(原則)までの所得税の確定申告で、保険料控除証明書を確定申告書に添付して控除を受けます。確定申告書には、第一表に生命保険料控除額や地震保険料控除額、第二表に区分に応じた保険料の合計額を記載します。

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子どもマネー総合研究会

大林香世