「健康増進」で保険料が安くなる医療保険が増えている!

「健康増進」で保険料が安くなる医療保険が増えている!

このところ増えてきたものに、健康増進をすることで保険料が安くなる、またはキャッシュバックされる医療保険があります。どのようなものなのか、知っておきましょう。

「健康インセンティブ型」ともいわれ、大きくは2タイプ

「リスク細分型」の一種といえるかもしれませんが、2016年頃から、「健康増進」をすることで保険料が安くなる医療保険が増えています。
「健康インセンティブ型」などともいわれ、保険に入った人が「健康になろう!」という気持ちになる医療保険です。

●タイプ分けをすると、大きく2つに分けられます。

独自に算出する「健康年齢」により保険料が算出されるタイプ総合的な健康度を「健康年齢」で表し、実年齢でなく「健康年齢」で保険料を算出。
そのため、健康になれば保険料が下がる。
歩数など健康増進につながる基準を満たすことで保険料が安くなるタイプ日々の歩数など「健康増進」につながる基準に達すれば、保険料が一部キャッシュバックされるなどで保険料の負担が軽減される。
ウェアラブル端末が無料で貸し出される保険会社もある。

独自の「健康年齢」で保険料が決まる

では、1つめのタイプ、を少し詳しくみてみましょう。
独自に算出する「健康年齢」(健康診断の検査項目結果など)により保険料が算出されるタイプですが、特徴としては、その保険会社が定める総合的な健康度を「健康年齢」で表します。
保険料を実年齢ではなく、「健康年齢」を使って算出するため、健康になればなるほど保険料が下がるしくみです。

ある商品では、3年ごとの更新時に、健康診断の検査項目結果などに基づいて健康年齢を見直し、保険料も変わります。

このタイプの最大のメリットとしては、健康になろうというインセンティブが働くだけでなく、継続的な健康診断受診や生活習慣の改善がはかれます。またそれによって、仮に病気が発見された場合でも、早期発見・早期治療となり、症状悪化を防ぐこともできます。デメリットとしては、健康状態が悪くなると保険料が高くなってしまう点があげられます。

健康増進につながる行動で安くなる

もう1つは、歩数など健康増進につながる基準を満たすことで保険料が安くなるタイプです。
健康を改善するツールや関連知識、それを促すインセンティブ等を設けることで、保険加入者がより健康になることをサポートするプログラムが組み込まれた医療保険もじわじわと増えつつあります。

代表的な商品が、「1日平均8000歩を2年間続けるとキャッシュバックされる」もの。無料でウェアラブル端末が貸与され、専用アプリで歩数が記録されます。また、ウェアラブル端末とアプリを通じて、食事や睡眠の適切な管理などもおこないます。

メリットはやはり、健康増進になる生活改善、行動改善が進むことでしょう。毎日の歩数だけでなく、提供される情報などによって食事や睡眠などトータルな健康管理に意識が向きます。
逆に、足や腰を悪くしたり、ケガをした人はキャッシュバックがなくなり実質的な保険料がアップするデメリットもあります。

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